兵庫県の救急医療は限界を迎えています。

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救急救命センター長が言う『やばい』…“重症患者対応”で一般救急や手術患者にも影響 | MBS 関西のニュース
1月5日、兵庫県では過去2番目に多い222人の新たな新型コロナウイルス感染者が確認されました。県によりますと、帰省によって家庭内で感染したケースも見られています。1月4日までで、重症者は49人、重症者用の病床使用率は既に42.2%に上っています。

 

本日深夜に新型コロナウイルス感染症確定患者様の救急要請受入先病院選定困難症例を受け入れました。

 

高齢者で意識や酸素の数値も悪く、ご家族とお話しをし人工呼吸器管理などは行わずお看取りで最期を迎える病院を救急隊と一緒に探しましたが、2時間11病院(姫路播磨圏域を超えて交渉しました)のお断りを受けやっとの思いで個人的に関係のある病院の先生が受け入れて下さいました。

 

ほっとすると共に、お看取りの患者様ですら受け入れられない兵庫県の医療体制が限界を迎えていることを痛感しました。

 

ましてや、多量の医療資材とスタッフを必要とする重症患者様をやです。

 

兵庫県はまだ病床に少し余裕があるというような報道をされていますが、個人的に関係のある救命救急医達のお話しを聞いていても、どこにその余裕があるのか、あるのだったらこの現状はなんなのかを説明してもらいたいものです。

 

兵庫県の方針として新型コロナウイルス感染症陽性患者様は全例入院を手配しているとのことですが、私が把握しているだけでも複数の患者様が自宅待機を余儀なくされ、その間に要入院期間(ウイルス散布リスク期間)を超えて保健所管轄でなくなるという事態が発生しています。

 

一般開業医で救急に少しでも協力したいという思いで働いている医師から見て、どう見ても潤滑に回っているようには見えないのですが、兵庫県はこれをどう説明するのでしょうか?

 

 

●一般市民の方へ:これ以上感染者を増やさないよう、どうか不用意な行動を控えて下さい。確かに若年者は重症化しにくいです。ですが、あなたが不用意な行動を取ることで繋がる高齢者やリスク患者様の命が助けられなくなります。ひいては、あなたが困った時にまともな医療を受けられなくなります。高齢者の方の不用意な行動はさらに厳に慎んでください。

 

 

●なお、当院は【発熱者等診療・検査医療機関】【兵庫県認定二次救急医療機関として唯一のクリニック】に認定されており、感染症対策には万全の体制を整えて対応しております。当然のことながら適切な防護体制(必要時は完全防護服)で対応し、患者様の導線も完全分離、リスクのある患者様は時間的空間的に他の患者様と接触しないように対応し、診察後は全ての設備を消毒換気してから次の患者様を受け入れております。当然、現時点で当院絡みの新規感染者を出してはおりませんので、安心して受診なさってください。

 

 

●新型コロナウイルス感染症を必死で診ている医療機関に白眼を向ける方々へ:あなたが本当に困った時に必死で診てくれる医療従事者達はそこにいます。逃げだす医療従事者達は、今あなたが安全と信じているところにいます。長い目で見て、何が正しい医療なのか、何がヒポクラテスの誓いを遵守している真の医療従事者なのかを見極める眼を持ってもらえると嬉しいです。

 

最近あまり楽しく・皆様を明るく出来る書き込みが少なく申し訳なく想っております。

 

いつか、医療従事者達はこのコロナ禍を乗り越え、必ず皆様に笑顔を届けます。どうか信じて協力してください。