稲盛和夫さんがお亡くなりになりましたね。
稲盛和夫さんと言えば、京セラを立ち上げ、日本航空の無報酬立て直しを行い、晩年は成和塾で後進の育成に当たられました。
経歴の中で、辛かった時期は一度や二度ではないでしょう。怒りを覚えた日・やりきれなさや悲しみを感じた日も多々あったはずです。
その中でも【利他の精神】を基に、今の感覚ではあまり受け入れられないかもしれませんがワーカホリックな仕事振りで信念を貫き通されたのだと思います。これはご本人にしか分からないことですが、最期の日はやりきった充実感で迎えられたのではないかと拝察します。
振り返って自身を鑑みますとどうでしょう。
・発熱外来にいらっしゃる患者様の一部は病院慣れされていないだけであろうに、患者様の態度が悪いと感じると勝手に苛立つ。ただ、しんどいだけかもしれないのに。
・従業員を守るためという自己弁護で、受付での一部の患者様の悪態に苛立つ。(医師への態度に問題を感じずとも、他のスタッフへの態度が悪い患者様が一部いるように思う。私としては全スタッフは平等対等であり医師だけに態度を変える患者様が嫌い、という思い込みかも。その人なりの何かがあるのかも。)私は表裏を使い分けられない人間なので、結局その患者様へストレートに問題を伝えた尻ぬぐいをスタッフ達が背負ってくれている。
・これらの日々から心の余裕がなくなり、かかりつけ患者様に十分な慈愛の精神を提供できていないのではないかと自省する。いや、多分できていないのだと思う。かかりつけの患者様達は善い人たちばかりなのに本当に申し訳ない。
人として未熟で最低ですね。
器の小ささを痛感します。
最早、稲盛和夫さんに師事することはできなくなりましたが、彼のようにありたいものです。
彼の偉業に少しでも近づけるように【利他の精神】を貫けるように少しずつでも成長したいものです。
ご冥福をお祈りいたします。