新型コロナウイルス遺伝子検査試薬枯渇について

新着情報

2022/7/25

連日発熱患者様の殺到により、コロナウイルス遺伝子検査試薬をかなりの在庫数保管していたのですが、需要に供給が追い付かず枯渇し始めています。

今後の方針を改めて挙げておきます。

 

コロナ波から2年経ち死亡率・重症化率が下がっていることを鑑みますと、現在は重症化リスク患者様を炙り出し、早期に抗ウイルス薬を投与することが患者様全体を守る方法と考えます。

 

そのために、

①遺伝子検査キット枯渇時には抗原検査(検査開始から10分程度で判断できます)を行いウイルス量が多く抗原検査でも陽性に出る患者様を炙り出します。重症化リスク患者様には直ちに抗ウイルス薬内服の提案をします。

 

②抗原検査キットすら枯渇すれば、外注PCR検査に切り替えます。その際は報告までに2日程度かかる可能性があります。当然ですが抗ウイルス薬投与のタイミングは遅れます。

 

※最後に、陰性でも明らかに濃厚接触で症状からコロナが疑わしい人は【COVIDー19疑似症】として保健所報告します。この患者様は、確定患者様と比較し、重症化時に入院先選定などに苦慮する可能性が上がりますが、【COVID-19否定】として報告を挙げないよりはましと判断しております。(保健所確認済)